不動産仲介営業として働いていると「このままでいいのか?」「もっと収入を増やすには?」と、キャリアについて考える機会があるのではないでしょうか?
不動産仲介の仕事には社内での昇進や他社への転職、さらには独立など、さまざまなキャリアパスがあります。しかし、どの道を選ぶにしても、成功する人と伸び悩む人がいます。
本稿では、昇進・転職・独立などのキャリアパスについて分かりやすく解説します。あなたのキャリアパスを「成功」へ導くために、今できることを確認しましょう。
目次
不動産仲介営業職には、どんなキャリアパスがあるのか

キャリアアップを考えるとき、まず何からすべきでしょうか?⸺ まずは、どんなキャリアパス(キャリアを積む道筋)があるのか知ることが大切です。
では、不動産仲介営業職にはどんなキャリアパスがあるのでしょうか?おもなキャリアパスをあげてみましょう。
- 社内昇格を目指す
- 他の不動産会社へ転職する
- 独立する
それぞれ、詳しく解説します。
社内で昇格を目指す
これは不動産業界に限った話ではありませんが、もっとも一般的なキャリアアップと言えば《社内昇格》でしょう。
地道に実績を積み重ね続けると、社内で評価され、昇進の機会が得られます。とくに営業職の場合は成績を数字で評価する傾向が強いため、実績が重視されます。
昇格すると、チームのマネジメントや人材育成に携わるチャンスが増えます。役職が付く前から、役職者になったつもりで、チーム全体のことを考えるクセを付けておくとよいでしょう。
たとえば、日頃からこんなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
- 自分なりにチームの数値目標の達成方法を検討してみる
- 人材育成に関心を持ち、チームメンバーの成長を促す方法を考えてみる
- チームにとって不可欠なコミュニケーションとは何か、考えてみる
社内でのキャリアアップを目指すなら、日々の業務で成果を出し、その方法をチームで共有できるように仕組化してみるのもよいでしょう。
毎日ひとつリーダーシップを発揮してみる、毎日全員と1回以上コミュニケーションを取って見る ⸺ そんな小さな実践も、昇格を見据えたスキルの向上につながります。
他の不動産会社へ転職する
短期間でスキルや収入を向上したいなら、キャリアアップ転職が有効です。よりハイクラスな会社へ転職すれば、現在の会社では得られない収入と経験が手に入ります。
「3年前は入社できなかったけど、今ならできるかも?」そう感じる会社はないでしょうか?もしあるなら、キャリアアップ転職を検討してみてはいかがでしょうか。
転職を成功させるためには、自己分析をしっかりとおこない、自分の強みや弱みを把握することが必要です。以下のステップを実行すれば、キャリアパスの道筋がハッキリしてくるでしょう。
- 自分の強みと弱みを10個ずつあげてみる
- 自分の弱みを補う方法を考え、対策する
- 自分の強みを生かせる会社を探す
- 気になる会社の情報を生成AIなどで収集する
転職は、気分が重くなる作業をともないます。ですから、動き出せない人のほうが多いでしょう。
まずは、上述のような小さな1歩目の作業を設定して「えいや!」で実行してみてください。重たかった気分が軽くなり、続きの行動も実行しやすくなります。
「やる気は、やり始めてから出る」そうですよ。
独立する
独立すると、自分の努力や工夫次第で収入を増やせます。とくに、不動産業界は成果報酬型のため、独立に成功すれば収入は会社員時代よりも飛躍的に増加するでしょう。
一方、同時にリスクも増加します。営業スキルは優秀でも、事務作業に翻弄されたり、集客に苦しめられたりする人が少なくありません。
独立すると、自分自身を潜在顧客に認知してもらい、売り込む力も求められます。まずは、会社員時代からSNSを運用して、フォロワー数を増やす練習から始めてみてはいかがでしょうか?
不動産仲介営業がキャリアアップするために、今やるべきこと

不動産仲介営業がキャリアアップするために、今何ができるでしょうか?⸺ キャリアアップにつながる《基本の施策》を4つご紹介します。
- キャリアプランを明確にする
- キャリアアップに必要なスキルを習得する
- 職務に関連する資格を取得する
- 顧客や他業者との人脈を築く
それぞれ、詳しく解説しましょう。
キャリアプランを明確にする
キャリアプランを明確にすることで、将来の目標も明確になります。たとえば、以下のような具体的な目標を設定するとよいでしょう。
- 3年後に◯◯職への昇進を目指す
- 5年後に他の会社へキャリアアップ転職をする
- 10年後に独立して不動産仲介の会社を興す
このような計画を立てると、必要なスキルや資格の取得、あるいは経験の積み重ねが計画的におこなえるようになります。
また、キャリアプランに基づいて日々の業務や学習に取り組むことで、効率的にキャリアを築けるでしょう。
キャリアプランを立てる際も、自分の強みや弱みの理解が欠かせません。まずは強みを明確にして、適性を見つけ出し、自分に合ったキャリアプランを立ててみましょう。
必要なスキルを習得する
スキルを習得することで、業務の幅が広がり、顧客からの信頼を得やすくなります。こなせる業務や信頼してくれる顧客を増やすことは、キャリアアップにつながるでしょう。
キャリアアップに有効なスキルの例をあげてみましょう。
- 不動産仲介業務全般の処理能力
- コミュニケーション能力
- 営業・マーケティング力
- 事務処理能力
- ITスキル
- 語学力
上述のスキルを習得するために、まずは毎月1回、企業内研修や外部セミナーに参加することから始めてみてはいかがでしょうか?
インターネットを活用すれば、自宅からでもセミナーに参加できる時代です。
職務に関連する資格を取得する
業務に関連する資格を取得することで、専門知識が深まるだけでなく、顧客からの信頼を得やすくなります。
資格を持っていると、不動産取引に関する専門知識を持っていることを客観的に証明できます。資格によっては、資格所有者しかできない独占業務に従事できます。
キャリアアップに役立つ資格の例をあげてみましょう。
- 宅地建物取引士
- 不動産コンサルティングマスター
- 不動産鑑定士
- 土地家屋調査士
- マンション管理士
- 管理業務主任者
- 賃貸不動産経営管理士
- 建築士
- インテリアコーディネーター
- ファイナンシャルプランナー
- 住宅ローンアドバイザー
資格取得を目指す際は、何のために資格を取得するのかを明確にして、自分のキャリアプランに必要な資格を選びましょう。
あなたのキャリアプランに必要な資格は、何でしょうか?どんな順番で取得するのがいいのでしょうか?⸺ まずは、そこから検討してみてはいかがでしょうか?
顧客や他業者との人脈を築く
人脈を広げましょう。有益な情報の取得や、ビジネスチャンスの増加により、キャリアアップにつながる可能性が高くなります。
独立や転職を目指すなら、実際にそれを体験した人たちとつながり、アドバイスを求めるとよいでしょう。いわゆる「ピア効果」で、成功率の向上や、無謀な独立・転職への教戒が期待できます。
参考:ログミーBusiness「ビジネスにおいて大切なのは、いかに失敗を早く見極めるか」
人脈を広げたい方は、以下のステップを試してみてください。
- どんな人と、なぜつながりたいのか明確にする
- 人脈を築けそうなSNSグループ、勉強会、交流会などを探す
- 簡潔で印象に残る自己紹介や、他社に提供できる価値を準備する
- 実際に参加して交流を始める(初日は傍観でもOK)
- イベント終了後、名刺やSNSのアカウントを交換
- 気になった人には、感謝のメッセージを送る
- イベントの後も継続的にコミュニケーションを取る
人脈の拡大は、内向的な方には難しいかもしれません。あなたが内向的なら、スキルや資格の取得に時間を振るのもいいでしょう。
しかし、少しでも「人脈を広げてみようかな」と思うなら、まずは同業者のSNSにコメントを送ってみてはいかがでしょうか?共通の話題があるため、会話に困りにくいですよ。
大家さま、管理会社さまにご提案!初期費用0円リノベで空室対策しませんか?
「また空室が出てしまった……。でもリフォームするお金もないし、どうしたらいいんだろう?」そんな悩みを抱えていませんか?⸺ そんな大家さま、管理会社さまにご提案があります。
弊社の「Re部屋」なら、初期費用0円でリノベーションを実施し、物件の価値を回復させることが可能です。さらに、サブリースプランを活用すれば、空室リスクも心配しなくて済むようになります。
物件の資産価値を守りながら、安定した賃貸収入を得ませんか?REPAIR(リペア)まで、お気軽にお問い合わせください。